2023.10.18

葬儀コラム【会葬者編】

人生で必ず訪れるお葬式。
一般的なマナーはご存知の方が多いと思いますが、メイクやアクセサリー、靴・鞄の小物のなかにも細かなマナーが存在します。
いざ参列する際に困らないよう、理由や気を付けるポイントを解説いたします。

 
同じように思われがちな礼服と喪服ですが、実は明確な違いがあります。
喪服は礼服の一種であり冠婚葬祭で着用する服をまとめて「礼服」と称します。
英語では「フォーマルウェア」ともいいますが、礼服の中でカテゴライズされたものが「喪服」ですので礼服と喪服は明確な違いがあるといえます。
 
喪服の中にも種類があり、正喪服・準喪服・略喪服に分けられます。その中にも和装・洋装がありますが、一般的な会葬者としての喪服は「洋装の準喪服」に該当し、光沢のない黒のワンピースや黒のアンサンブル、黒スーツを着用します。
スカートは膝が隠れるものを選び、夏であれば6、7分丈でも失礼には当たりません。
控えめなレースやリボンも準喪服であれば大丈夫ですが、ボタンに色が付いてるものなどは好ましくないとされています。

 
靴や鞄にもマナーがあり、殺生を連想させる革製品などは避け、黒で装飾が少なく光沢ないものを選びましょう。またピンヒールやショルダーバックも好ましくないとされています。

 
濃いメイクはもとよりノーメイクも逆に失礼に当たりますので、シンプルなナチュラルメイクが好ましいです。
アイシャドウやアイライン、チーク、口紅、グロスなどは特に控えめにし、ラメ入りや真っ赤な口紅などは使用しないようにしましょう。
基本的には結婚指輪のみとされていますが、「涙の象徴」と言われるパール、ブラックパールは失礼に当たりません。
しかしパールのサイズが大きいもの(8mm以上)や二連のネックレスは「不幸が重なる」と連想されるため一連のパールで小ぶりなものを選ぶようにしましょう。
 
髪型やネイルは特に決まりはありませんが、派手な髪色の場合は耳より下に結びドラッグストアなどに販売されている黒スプレーで隠す方法や、派手なジェルネイルの場合セルフオフできない時は上からベージュのマニキュアで隠す方法、手袋で隠す方法があります。
また基本的には肌を見せないようにします。黒のストッキングは30デニール以下を選ぶようにしましょう。
最近では家族葬で葬儀を執り行うことも多くなり服装のマナーも昔に比べると緩くなっていると思いますが、故人を偲ぶ式典です。よほど家族からの要望がない限り最低限のマナーで葬儀に臨みましょう。

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