【小さな手をとって】子供と一緒に葬儀へ参列するときの心構え

子供を連れての参列は、大人と同じように静かにすることを求められる場面もあり、不安に感じる方も多いものです。
「泣いたり騒いで迷惑にならないか」「参列を辞退したら失礼ではないか」と迷うことも少なくありません。しかし、子供にとっても故人様とのお別れは大切な経験です。無理に完璧を求めず、年齢や性格に合わせた配慮を心がけましょう。

子供と一緒に参列するかの判断基準

故人様との関係性や子供の年齢を考慮して判断します。
祖父母など日常的に関わり、子供自身も慕っていた場合には、一緒に参列してお別れをすることが多いでしょう。一方で、あまり面識のない親族が故人様の場合は、子供の参列は控え、保護者のみが出席することもマナー違反にはなりません。

負担にならないように

子供や母親の体調に無理がないかを第一に考えましょう。乳幼児の場合は環境の変化に疲れやすく、移動やサポートの有無によっては通夜葬儀は辞退し、焼香のみ参列する選択もあります。
幼い子供は長時間静かに過ごすのが難しいため、家族葬なら自然に受け入れられる場合もありますが、大規模な葬儀では配慮が必要です。
判断に迷う場合は子供にとっても意味のある参列になるかどうかを目安にするとよいでしょう。

葬儀当日をどう過ごすか話す

子供にどう過ごすかを事前に話しておくとよいでしょう。「静かに座る」「分からないことがあれば手をつなぐ」など、簡単なルールを伝えておくことで落ち着いて参列できます。

葬儀当日をどう過ごすか話す

子供を連れて参列することを事前に伝えておくと安心です。また、会場の環境や控室の有無も確認しておくと、当日の対応がスムーズになります。

泣き出したり騒いでしまった場合

無理に我慢させず、中座してかまいません。退出する際には、周囲の参列者に軽く会釈をすれば失礼にはあたりません。できるだけ出口に近い席や通路側に座るなど、あらかじめ配慮しておくと安心です。再入場のタイミングに迷うときは、スタッフに相談するとよいでしょう。

子供に寄り添う心を大切に

葬儀は大人にとっても大切な時間ですが、子供にとっては初めての体験かもしれません。小さな手をとって、一緒に故人様を偲ぶ時間を共有しましょう。

まとめ

子供連れでの参列は不安に感じることも多くありますが、子供も親も無理をせずに判断することが、自然と周囲への配慮にもつながります。参列を辞退する可能性が高い場合にはこちらの豆知識も参考にされてみてはいかがでしょうか。

玉泉院では、お子様連れでのご参列に関する設備や控室などのお問い合わせを随時承っております。その他事前相談会や見学会にご参加いただければ、スタッフや館内の雰囲気を実際にご覧いただけるため、当日の不安も軽減できます。お子様と一緒に安心してご参列いただけるよう、スタッフが丁寧にご案内いたします。どうぞお気軽にご相談ください。