2021.11.23

葬儀コラム【喪主編】

逝去後の供養行事全体を「法事」と呼びます。その中で特に仏教的な宗教儀礼を要する部分が「法要」です。

忌日法要とは?

「法要」とは、故人をしのび、その冥福を祈るために営む儀式です。僧侶に読経してもらい、参列者の焼香、お墓参りや会食なども含めて法事と呼ばれます。仏教では、亡くなってから7日ごとに行う法要を「忌日法要」、一周忌や三回忌などの祥月(しょうつき)命日(亡くなった月日)に行う法要を「年忌(ねんき)法要」と言います。
一般的に忌日法要は、初七日忌から週ごとに7回、四十九日忌までを「忌中」として、厳密には7回の法要が営まれます。熊本県内では初七日の後、二七日(ふたなのか)、三七日(みなのか)、四七日(よなのか)、五七日(いつなのか)、六七日(むなのか)、四十九日と、七日ごとに法要を行う地域も見られます。その法要を行うのかどうかは僧侶に相談して決めましょう。近年は、初七日法要を繰り上げ初七日法要として、葬儀後に続けて行うことが多くなりましたし、そのほかの法要は省略して四十九日法要で「忌明け(きあけ)」とするのが一般的になってきました。ちなみに「百箇日法要」もありますが、ほとんど営まれていないのが現状です。

年忌法要とは?
年忌法要は、亡くなって1年後の一周忌、2年目に三回忌(以降は数え年で考える)、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌と続き、供養の一区切りと考える「弔い(とむらい)上げ」の三十三回忌(宗派によっては五十回忌)まであります。
近年では、一周忌もしくは三回忌までは故人の友人などを招いて比較的大きな法要を行いますが、その後は遺族や親族のみで営みながら十三回忌や十七回忌で区切りをつけて法要の規模を縮小することが多くなっています。
 

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