2024.08.30

葬儀コラム【喪主編】

通夜・葬儀の際には参列者などが必ず「お悔やみ」を述べます。
日常的に使用する言葉ではないので「お悔やみ」を述べられた際には適切な返答が分からず困った経験がある方が多いのではないでしょうか。
 

お悔やみとしては以下の文章が使用されることが多いです。
・お悔やみ申し上げます
・ご愁傷さまです
・哀悼の意を表します
・ご冥福をお祈りします
通夜や葬儀などで使用される「なんとなく悲しい時に使う言葉」と認識している方も多いでしょう。言葉の意味を知ることで返答に困らない挨拶ができることでしょう。
「お悔やみ」に関しては「亡くなったことを残念に思う」という意味を持ち、「ご愁傷さま」には「相手の心の傷を気遣い、大切な方を亡くされて気の毒に思っています」という意味があります。
お悔やみの言葉に対する明確な決まりはありませんが、一般的な返事のパターンは存在します。具体的な返事の仕方を紹介いたしますので、参考にしてみましょう。
広く使われる返答の一つとして「恐れ入ります」と似た意味を持つ「痛み入ります」を使用します。
意味は「相手のご厚意に恐縮する」「心苦しいほどありがたい」という意味があり、どちらも無難な返事と言えるでしょう。
「恐れ入ります」と伝えた後に心境や状況などを伝えるとより丁寧で相手へのお礼の心を伝えやすくなります。
ただ「ありがとうございます」という単語のみを使用すると「不謹慎」「縁起が悪い」と捉える方もいるので「ご丁寧に、ありがとうございます」「お心遣い、ありがとうございます」「遠いところから、ありがとうございます」というように言葉を付け加えて使用します。
生前故人が親しくしていた方へ感謝を伝える言葉です。
この際には上記2つの言葉を付け加えることでより自然に気持ちを伝えることができます。
「恐れ入ります。生前は〇〇がお世話になりました」
「お心遣いありがとうございます。生前は〇〇がお世話になりました」

大切な方が亡くなった時は、気持ちに整理がつかず、言葉を返せない時もあります。
その際は無理に返答せずに何も言わず一礼だけでも問題ありません。
参列し声をかけてくださった方への感謝の気持ちを一礼に込めるだけでもしっかりと伝わります。

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